北上川の霧が育んだ「霧杉間伐精油」

メディテーションシャンプーとトリートメントには、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台となった登米市にある「津山杉の間伐材」を活用しています。

間伐とは森や林の樹木を切ることで、森林を健康的に保つために一部の樹木を切ることを意味しています。私たちは森林保全のための間伐で出た杉の枝葉を活用し、丁寧に自社蒸留して杉の精油を抽出しています。

今回杉についてお話を伺ったのは、津山森林組合参事の佐々木さんです。

「木は生き物、木育て」

と、佐々木さんは語ります。子育てと同じで、木育ても長い年月をかけて手間をかけるそうです。

人間と一緒で個性豊かで、太いものもあれば、細いものもあり、30年に一回ほどのペースで間伐します。

保育を目的としたものと販売を目的にしたもの、両輪で杉を育成し、30年~40年を経て、ようやく販売ができるのです。とても長期視点の産業となります。

2回目の間伐は50年~60年後となり、70年1サイクルで全伐という流れになります。

全てが伐採された場所に新たに植樹をして、また長い年月をかけて森の循環を守っていきます。

津山の山は急な斜面が多く、水はけが良いので杉の生育に適した山なのだそう。

昔から杉の成長がよいとされ、夏場の東風により濃い霧が発生します。

湿度や温度など、杉の生育に適している気候なのです。

土地に適した豊かな土壌で育まれている杉の木部は南三陸や他の杉と違い、木目が粗く、やわらかい性質があります。

一般的には、杉は乾燥するとひびがでやすいのですが、津山杉は北上川からの濃い霧、湿度のおかげでできにくい、それだけ柔らかくフレッシュであるということなのです。

「丁寧な管理のもとトレーサビリティを重視」

宮城県登米杉はFSC国際認証を取得し、管理された森から枝葉を回収し、粉砕、蒸留し、製品にするところまで、トレーサビリティを重視し精油の生産を行っています。

私たちは、株式会社山大の力を借りて、間伐された杉をフレッシュな状態のまま運び、粉砕してもらいます。粉砕後すぐに蒸留することで、えぐみのない清々しい杉精油が抽出されます。

通常をそのまま放置されてしまう杉の間伐材。

役にたたないと思われがちなものが、精油にすることで、私たちの癒しに繋がる、そのお手伝いができることをとても誇らしく思っています。


<杉(枝葉)精油>

杉は軽く爽やかな香りで、森林浴しているかのような気分になります。

津山杉精油はα-ピネン、サビネン、リモネンなどの成分を多く含み心身のリフレッシュに役立ちます。含有量が多く、心身をリラックスする作用に優れ、呼吸が深くゆっくりになると言われます。そのため安眠効果にもつながります。

また、抗菌や防虫作用に優れているため、ハウスキーピングにも向いています。


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