Vol.5 南三陸町のおっぴ
私たちの会社グリーディーでは
「やりたい」を諦めない。
という想いを大切にしています。
”Be greedy”に生きる
わたしたちはもっと欲張っていい。
自分の欲求に正直にやりたいことがやれる。
今の環境を大事にしながら(手放さず)自分自身をストレッチする。
そんな人たちのストーリーを紡いでいきます。
はじめに、COO阿部楓子の天然回帰に込めた想いをシリーズで投稿します。
より天然回帰というブランドをみなさんに知っていただけるコンテンツとなっています。
Vol.5 南三陸町のおっぴ
結婚して南三陸町に来て「おっぴ」という言葉を初めて耳にしました。
南三陸町は、宮城県の北東部に位置する
人口約1万人の自然が豊かな町です。
義理の曽祖母を指すこの愛称には、不思議な懐かしさと親しみを感じました。
「おばあちゃん 」とは違う、もっと親密で特別な響きに、土地ならではの温かな文化を感じたのを覚えています。
義理の曽祖父は東日本大震災の 津波で亡くなり、私はお会いしたことがありません。曽祖母は2年前に97歳で亡くなってしまいました。
おっぴとは数年だけの同居でしたが、心に残る大きな存在です 。
印象的なこと、それはおっぴの 最後まで自分らしく生きた姿でした。
おっぴは腰が曲がってつえをついていましたが、90歳を超えて もいつも整った姿で日々を過ごしていました。
特別美人ではないけど、痩せ形でいつも優しくて、服が大好きでたくさん持っていました。
手鏡を 常備して髪をくしでとかす姿(見事なパンチパーマは数カ月に1回は美容室であてていた)。
介助が必要になったときでも、お風呂で 「おしょし」といって恥じらいを持って家族に接する姿は、
まさに 「人としての誇り」を体現していました。
おっぴの美意識は、決して表面的なものだけではありませんでし た。
「自分をきちんとしてねど」 と言うおっぴの言葉に、
彼女の生き方の美学が詰まっているように思えました。
「自分らしく最後まで生きる」と いうおっぴの生き方は、私にとって憧れで、
かっこいいなと思います。
ずぼらな私は仕事や家事に追われ、時に美意識を見失いそうになる日々。
おっぴの言葉や行動を 思い出すことで、美容がもたらす希望を感じます。
多機能型事業所〔自立訓練(生活訓練)・就労継続支援B型〕あっぷるぷらすさんと
一緒に商品化した天然回帰のアロマソルトレター。
(使用したイラストの展示会にて。)
「美容が好き」という漠然な思いを言語化していったら、
将来なりたいおばあちゃん像があることが原点でした。
だから、私は彼女たちのその姿を胸に
「最後まで、自分を大切にして生きる 」人生を歩んでいきたいと思います。
※このコラムは石巻かほく内のつつじ野にて連載されました。
阿部楓子
グリーディー執行役員COO兼石巻スタジオ責任者。1990年9月、秋田市出身。東北学院大教養学部卒。仙台市の広告代理店を経て、2019年9月にグリーディー入社。2020年 4月から石巻スタジオ勤務。 趣味はサウナや温泉。南三陸町戸倉で夫、長女、長男、義理の両親と6人暮らし。
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