Vol.3 30代地方で働く、生きる

私たちの会社グリーディーでは
「やりたい」を諦めない。
という想いを大切にしています。 

”Be greedy”に生きる 

わたしたちはもっと欲張っていい。
自分の欲求に正直にやりたいことがやれる。
今の環境を大事にしながら(手放さず)自分自身をストレッチする。
そんな人たちのストーリーを紡いでいきます。

はじめに、COO阿部楓子の天然回帰に込めた想いをシリーズで投稿します。
より天然回帰というブランドをみなさんに知っていただけるコンテンツとなっています。

Vol.3 30代地方で働く、生きる

学生当時、私は母校の東北学院大学を卒業後、地元の秋田市へのU ターン就職を考えていました。
大学2年の春休み、仙台で東日本大震災を経験しました。
1人暮らしで飼っていた犬とアパートがぐらぐらと揺れ、3月なのに直後に雪になったことを鮮明に記憶しています。実家には電話もつながらず友人に、地域の方に助けられな がら日々を過ごしていました。

今過ごしている仙台はどうなってしまうのだろう。
卒業を迎える時、就職を悩みました。最終的に出した結論。
「宮城で、仕事がし たい。貢献したい」
私は「人、街、元気」を理念に掲げ、地域密着型の広告媒体やイベントを企画する会社に入社しました。
その会社で出会ったのが今の私の夫。
教育係で尊敬する上司の一人でした。所属メンバーで南三陸町を訪れたのが最初の一歩。
「ここが、俺の家」と指さした先はお風呂のタイル1枚が残る野原 でした。
当時は漁師の嫁になるとは思いもしませんでした。その後 脱サラをして南三陸で漁師を継ぐことを決意した夫と子ども2人義理の両親との同居生活も5年目になります。

そして今は、大変で苦しい時もあるけれど「好きなこと」を仕事にできています。

現在勤めるグリ ーディー社は「街を、人を、香り で幸せに」が理念。東北の未利用 資源を活用したアロマ&コスメブランド「天然回帰」は、仲間と生み出した私にとって特別なブラン ドです。

振り返ると自分では変えられな い環境要因、外的要因が起こり続け、
迷いに迷っても最後は必ず自分で決めて、地方で働き、生きることを選択しました。
南三陸で生き生きと働いている主人が私にとっての全ての答えでした。
20代の時はきっと理解できなかったなあ。


地方で働くことはさまざまな課題を抱えながらも、私にとっては 故郷が増える感覚です。
それは都会でも田舎でもどこにいても同じ感覚だと思う30代。次の40代に向かい、焦らず、心のままに従い、 感謝し、これからも地方で働き貢献していきたいと思っています。

※このコラムは石巻かほく内のつつじ野にて連載されました。

阿部楓子

グリーディー執行役員COO兼石巻スタジオ責任者。1990年9月、秋田市出身。東北学院大教養学部卒。仙台市の広告代理店を経て、2019年9月にグリーディー入社。2020年 4月から石巻スタジオ勤務。 趣味はサウナや温泉。南三陸町戸倉で夫、長女、長男、義理の両親と6人暮らし。

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